野生の動物っていいよね(真顔)

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「あー、それは確かに無理だな....ん?じゃあノワールって何歳なんだ?」 「我か?....あまり覚えてないが、恐らく数千年は生きている。」 「数千年って...」 人間には到底理解出来ない境地。それだけ生きればどんな世界が見えてくるのだろうか?と森羅は興味を持った。でも 「無理だろうなぁ」 「む?何が無理なのだ?」 ふと呟いた言葉にノワールが反応したので思ったことを口にする。すると意外な返答がかえって来た 「ふむ、数千年は無理であろうが数百年、運が良ければ千年は生きられる方法なら覚えがあるぞ。」 「え?デジマ?!!」 「でじま???まあそれはさておき、どうする森羅よ。もしお主がそう願うならその方法を教えよう」 「うーーーん..........因みにその方法ってのは簡単なのか?」 「うむ、簡単とは言い難い。それに幾つかの条件やデメリットも存在するが森羅の長年生きたいという願いを叶えられる。そしてこの世界で通用する「力」も与える事が出来る。 どうする?森羅よ。」 むむむ、これは迷い所だな。今現在俺はこの世界でやってける自信はない。まあ魔力も解放してないし、まだ1日しか経ってないから何とも言えないけど、でももしも魔力も能力もなかった場合、待っているのは前世と同じような生活だけ。いや、ノワールのようなモンスターが蔓延る異世界だ。運が悪ければその生活すら出来ないかもしれない。
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