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ひもがとれて足が絡まる
息のできない電車の中
男の子の繊細なうめき声
なりたくてなった姿じゃない
こうしたのは世界じゃないか
世界平和という願望の前に身近の少年も救えないのか
「苦しいよね」「つらいよね」口には出さなくも
私は、彼の側に立とう
そうした世界初今日も希望的未来を夢見つつ
自殺願望者が今日も絶望的未来で夢うつつ
世界をちょっとだけ夢に思う
世界をちょっとだけ切に思う
ルサンチマンで埋まった車内に響く
警告の音
靴ひもは結んでもほどけてしまうのだ
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