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「今日はアイスクリームサービスなんだ。 何か気使ってもらってありがとうね、奈々ちゃん」  お礼を言われ、奈々は「えへへ」と照れた。  それにしても、良かったと奈々の心中は 安堵に包まれていた。由奈も智也も罪にはならない。 本人同士が相思相愛で付き合っているのなら、特に 問題もないという事だ。  それにたった二歳差の年の差の恋愛はありだ。 唯もその辺は詳しくは知らなかったらしい。 「大丈夫なんですね。じゃぁ、付き合ってても 問題ないんですね、あぁ、よかった」  唯もホッと胸を撫でおろした。しかし 智也の母は「そうね」と言いながら、複雑な心境の ようだ。  これ以上は何も言わない方が良いだろうと、奈々は 察知し、それについてはもう、触れるのをやめた。 唯は自分が発した言葉に今になって、後悔しているらしい。 「あの、ごめんなさい。なんか告げ口しちゃったみたいで。 てっきり、大学生と高校生が付き合うなんてダメなんじゃ ないかと思っていたもんで。私、まだまだ勉強不足でした」
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