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プ~ン……
私のキャッツアイが、宙を漂う一匹の羽虫を捉らえる。
ベンガルが飛び掛かるも本能には逆らえず、私は羽虫に狙いを定め両手を伸ばしキャッチした。
「うにゃ!?」
偶発的に猫騙しが決まり、突然の事にベンガルは怯んで思わず目を閉じる。
チャンスとばかりに私はベンガルの鼻に牙を立てた。
「ぃに゙ゃっ!?」
窮鼠猫を噛む……もとい、窮猫、猫を噛むってね。
よほど痛かったのか、ベンガルは尻尾を太くさせたまま逃げ出した。
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