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お前は気づいてるか?
もうお前の後ろにいるこの俺様の存在に。
お前は気づいてるか?
今にもお前に襲いかかろうとしている俺様の存在に。
お前は気づいてるか?
既にこの俺様から目を離せなくなってることに。
……お前は気づいてるか?
猫に生まれ変わってもお前のそばに居てやってる俺様に。
「おはよう、ソラ」
「にゃー、にゃー」(おはよー、早く飯をくれー)
「何?遊びたいの?」
両手で抱えるように俺様を持ち上げて自分の顔の近づける。
目を細めて俺を見て嬉しそうな顔で笑うこいつを見ていると温かな気持ちになる。
このまま永遠に時が止まってしまえばいいのにと欲が出てしまう。
どんな姿だとしてもお前のそばに居られるだけで俺は……。
じっと彼女と俺様は互いの目と目を合わせて見つめ合う。
「なんか、ソラ。ちょっと太った?」
……。
「にゃっ、にゃー」(うっせ、めしー)
食欲も湧くのだ。
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