1人が本棚に入れています
本棚に追加
「猫よりも犬派」
だからだろうか……
路上で猫が車に轢かれ死んでいるというのに
何も感じない……
野良猫の死が僕の人生に大きく影響するかと言われれば、影響はしない。
「まだ、生きたかったろうに……」
生存欲のあったはずの猫の前に、
生きる目的を持っていない僕が立っている。
猫の方が生きたがってたろうに……
僕の名前は、鈴木裕太 24歳。
大学卒業後に就職した会社を辞め、
再就職先を探すフリをしながら毎日生きている。
死んだ猫はそのままにして僕は道を歩いた。
猫のことは「動物を大切に思う人」が
どうにかしてくれるだろう。
最初のコメントを投稿しよう!