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美希「ついて行きます。」
茶ローブが泥棒達を何処かへと、飛ばした。
ジークが鎖を戻し、マジタルに見送られながら、その場から移動。
マジタル『遊びに来い、“対話”の者。』
水ローブの人ほっといって大丈夫なの。
緑ローブ「あれはいいの。
自分が水帝なのを利用して、悪さし放題。証拠さえ掴めれば永久追放できるし~♪」
美希「皆さんは帝なんですね。」
携帯小説の転生もの読んでいたから、察しはつく。
緑「よく気がついたね~ぼくは風帝。
赤が火帝、黄が雷帝、茶が土帝、白が光帝、黒が闇帝、よろしくね~。」
語尾が伸びてる。癖かな。
なぜ移動系の魔術を使わないんだろう。
その方が速い気がするんだけど。
闇帝「魔乱の森は、異常に多い魔力を蓄えて放出。そのせいで魔術が使えないんだ。」
魔術が使えないんじゃ仕方ない。
地味に歩いて移動するしかないな。
ギャウギャウ!
美希「歩くんだって、白蓮。」
ウ~
白き竜白蓮は頬をふくらませ、嫌そうに尻尾をユラユラ揺らす。
歩き出して1ギク30ギア、ようやく魔乱の森を抜け広い道に出た。
石畳の整ったきれいな道だ。
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