2,異世界イグドラシル

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美希「ついて行きます。」 茶ローブが泥棒達を何処かへと、飛ばした。 ジークが鎖を戻し、マジタルに見送られながら、その場から移動。 マジタル『遊びに来い、“対話”の者。』 水ローブの人ほっといって大丈夫なの。 緑ローブ「あれはいいの。 自分が水帝なのを利用して、悪さし放題。証拠さえ掴めれば永久追放できるし~♪」 美希「皆さんは帝なんですね。」 携帯小説の転生もの読んでいたから、察しはつく。 緑「よく気がついたね~ぼくは風帝。 赤が火帝、黄が雷帝、茶が土帝、白が光帝、黒が闇帝、よろしくね~。」 語尾が伸びてる。癖かな。 なぜ移動系の魔術を使わないんだろう。 その方が速い気がするんだけど。 闇帝「魔乱の森は、異常に多い魔力を蓄えて放出。そのせいで魔術が使えないんだ。」 魔術が使えないんじゃ仕方ない。 地味に歩いて移動するしかないな。 ギャウギャウ! 美希「歩くんだって、白蓮。」 ウ~ 白き竜白蓮は頬をふくらませ、嫌そうに尻尾をユラユラ揺らす。 歩き出して1ギク30ギア、ようやく魔乱の森を抜け広い道に出た。 石畳の整ったきれいな道だ。
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