2,異世界イグドラシル

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闇帝「城壁まで移動する。ローブに掴まれ。」 俺とジークがローブを掴むと。 雷帝「[集団転移]。」 雷帝が移動系の魔術を発動させた。 視界がグニャリと歪み、巨大な城壁の門の前に移動した。 ヴェ~ヴェ~ 気持ち悪い 白蓮、酔ったのか。 門番の人が近寄って来て、敬礼した。 門番「ご苦労様です。」 火帝「こいつの入国手続き頼むわ。」 門番「分かりました。」 ちゃんと入国手続きしないと、面倒くさい事にになるらしい。 紙と羽根ペンを取り出した門番の質問に答えていく。 門番「アベノミキさん。護衛が1人、使い魔が竜1体。 出身地は旅していたから不明。で間違い無いでしょうか。」 間違い無いと頷く。 魔術で紙を何処かへ送ったようだ。 門番「開門!」 でかい門の隣、普通の門が開いた。 促され、門をくぐると中世の街並みがひろがっていた。 あっちこっちからイイ匂いが漂って、お腹が空きそう。 グルグル~ 美希「?誰、お腹鳴らしたの?」 光帝「アタシじゃない。」 土帝「ワシは空いておらんぞ。」 風帝「あらら。」 ギアウ 美希の隣 隣って、まさかジークが鳴らした? ジーク「……すまん、私だ。」
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