3,問おう、貴方が私達のmasterか?

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グレンと呼ばれた男性。 左足があり得ない方向に曲がり、両腕から骨が突き出し、腹から内臓が飛び出ていた。 美希「このままじゃ……」 白蓮「確実ニタヒヌ。」 帝達、受け付けもこの惨状を見て怒っているらしい。 俺は両腕をグレンに向け、言葉を紡ぐ。 美希「か弱き、愛しき、美しき命 哀れみ、尊い命 天駆ける慈悲の涙 女神の微笑み、神々の抱擁        リヴァイルリターン.ライフ 汝に生きる術を[蘇える命の帰還]。」 治癒の究極級魔術を発動。 優しい光に包まれて、グレンの身体はあっという間に治った。 グレンが起き上がり、驚愕した表情で俺を見つめた。 グレン「オレはグレン・ドルネイド。 ここのギルドマスターだが……」 ギルマスなのね、誰に殺られたのか聞く前に自己紹介しないと。 美希「安倍美希。 帝達に連れらて来たけど、ギルマス。 “誰に殺られた”ですか?」 雷帝「まさかだと思うけど。」 グレンが深呼吸し、言った。 グレン「“水帝”。」 野次馬からは呆れたとか、ひどいとか怒れる声が挙がってくる。 ジーク「master、命令を。今すぐリンチにするべし。」 白蓮「主?」 スゥーと怒りが沸いてきた。 水帝さん?生きて行けなくしてあげる。
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