3,問おう、貴方が私達のmasterか?

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翌日 ギルド会合 会場 王太子視点 今日はギルド会合が行われる。 警備状、場所は明かせぬが階段みたいなところに腰掛け、壁に写し出された資料に驚いている。 王太子「どうやって証拠を……」 水帝、その一族、関係者の悪事の証拠が提示されているから。 ギルドで実力No.3の帝達が掴めなかった証拠。 騎士達の報告によると、帝達が連れていた護衛付きの少女の仕業らしい。 正確的に言えば、少女が召喚した古の英霊が、証拠を大量に掴んだとか。 ユリィ「冥界のお偉いさん達、カンカンに怒っているし……」 父上の恩人、隣で怖い事を呟く。 王太子「本当ですか、“見定め人”。」 ユリィ「うん。被害者の魂の怨念が強くて、その関係で閻魔、ハディスぶっ倒れたからね。」 目線の先に帝達と、例の少女が竜の幼体をモフモフしてた。 護衛は剣に手を掛け、いつでも戦える状態。 会合は順調に進んでいく。 ギルド議長「王太子、意見を。」 王太子「……貴族制度を見直すべきです。」 “見定め人”?天井を見上げてどうしたんでしょう? 両手に赤い玉を持って、笑っているけど……怖いです。 ギルド議長「チャム(唐辛子)爆弾?」 天井からホコリが落ちてきます。
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