2,異世界イグドラシル

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茶ローブ「助かった。」 緑ローブ「ありがとうね。 え!?盗まれた竜の卵をマジタルが運んで、… 」 泥棒達の鞄から、ダッチョウぐらいの卵を器用に取り出し、マジタルが俺の足元に運んで来た。 全部で一つ。 マジタル『その卵は瀕死状態。頼む。』 周りにはマジタルの声が聞こえていない。これが対話の力なんだ。 えっと、とりあえず触って魔力を流してみる。 ピシィ ギャウ!? ピシピシピシィ~ ギャ~ウ~ウ! 黄ローブ「孵化するぞ!」 泥棒達そっちのけで、全員が覗く。 水ローブ「きゃ!」 殻が飛び、水ローブに当たり気絶。 ギャ~♪ 卵が孵化。 某狩猟物語の白き竜が?と、首を傾げてた。 グルル♪ 美希「くすぐったい!」 ベロベロと俺の手を舐め、甘えてくる白き竜。 いつの間にか、右手の甲に模様が出現。 白ローブ「使い魔契約しちゃったよこの子。」 黒ローブ「悪いけど、ギルドまで一緒に来てもらえる?」 俺、使い魔契約しちゃったんかい。 俺に抱っこされてる白き竜は。 ジークに撫でられご機嫌な様子。 ジーク「master、安全を確保したほうがいい。」
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