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茶ローブ「助かった。」
緑ローブ「ありがとうね。
え!?盗まれた竜の卵をマジタルが運んで、… 」
泥棒達の鞄から、ダッチョウぐらいの卵を器用に取り出し、マジタルが俺の足元に運んで来た。
全部で一つ。
マジタル『その卵は瀕死状態。頼む。』
周りにはマジタルの声が聞こえていない。これが対話の力なんだ。
えっと、とりあえず触って魔力を流してみる。
ピシィ
ギャウ!?
ピシピシピシィ~
ギャ~ウ~ウ!
黄ローブ「孵化するぞ!」
泥棒達そっちのけで、全員が覗く。
水ローブ「きゃ!」
殻が飛び、水ローブに当たり気絶。
ギャ~♪
卵が孵化。
某狩猟物語の白き竜が?と、首を傾げてた。
グルル♪
美希「くすぐったい!」
ベロベロと俺の手を舐め、甘えてくる白き竜。
いつの間にか、右手の甲に模様が出現。
白ローブ「使い魔契約しちゃったよこの子。」
黒ローブ「悪いけど、ギルドまで一緒に来てもらえる?」
俺、使い魔契約しちゃったんかい。
俺に抱っこされてる白き竜は。
ジークに撫でられご機嫌な様子。
ジーク「master、安全を確保したほうがいい。」
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