12月25日

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雪がチラつき冷たい風吹く。時刻は午前0時00分を過ぎ12月25日になった。 高台にある堤防から街を望遠鏡で覗く怪しい集団がいた。 「9時の方向、家の灯りは未だに消えず。そっちは?」 「こっちはようやく家の灯りが消えたわ。みんな寝はじめたと考えていいと思う。」 「3時の方向、6時の方向ともにOK。灯りが消え真っ暗になった。」 「残るは12時の方向か?なにやってんだよ。ったく」 ある1人の男は待ちきれないのかポケットからタバコを取り出しくわえ火をつけ、時を待った。 残すはあの1軒だけだ。 街全体が暗くなってるなかであの1軒だけ灯りが消えない。
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