2人が本棚に入れています
本棚に追加
僕の名前は佐藤一也。現在大学に通うピチピチの23だ。
どぉってことない日々に飽き飽きしていた。
授業もサボり、家からパチンコ屋に通う生活が続いていた。
そんな日々が続いたある日。いつものようにパチンコにでかけた。
「今日もでねぇな」
ふと、隣りを見ると初めてなのだろうか。玉の貸出もわからない1人のおばあさんがいた。
僕はなぜかそのおばあさんに玉の貸出からどのくらいの強さで打つのか教えてあげた。
「ほんにありがとぉ」おばあさんは本当に嬉しそうに僕に頭を下げた。しかしその顔は嬉しさ半分悲しさ半分といった顔をしていた。
その日からパチンコに行くとかならずあのおばあさんがいた。
毎日会うからなのだろう。段々なかよくなり一緒出かけるようにまでなった。
そしてそのおばあさんはフクさんという未亡人だとわかった。
何度か一緒に出かけているうちに彼女といると安心感すら感じられた。
最初のコメントを投稿しよう!