第1章~出会い~

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ある日僕は思い切って思いを告げようとした。     パチンコ屋の帰りに彼女の家まで送っていった。     僕は思い切って思いを打ち明けた。     返事を待つ時間は1分にも2分にも感じられた。     フクさんは出会った日と同じような悲しげな顔をしていた。     その時フクさんのツラい過去をしった。夫が60年前戦争でなくなった事。ずっとずっと一緒だと夫と約束した事。     それをふまえて彼女はOKをだしてくれた。僕は彼女を幸せにしたいとおもった。     歳こそ違うものの彼女喜ぶ顔、笑う顔、怒る顔、そのすべてがどんな女性よりも素晴らしく僕の生き甲斐になっていた。
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