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 琴さんはぼろぼろになったニャニャフィを一度解体して綺麗に洗い、無事だった部分をつなぎ合わせます。顔も与実さんが作ったものを手本に新たに刺繍しました。  幸いしっぽの毛も無事だったので、そのまま胴体部分に入っています。  こうして、以前よりはかなり小振りなサイズになったものの、ニャニャフィはまた華麗なる復活をとげたのでした。  でも、ひとつだけ残念なことがあります。  それは耳は長くて、しっぽは丸い。  ウサギような姿のままだったことでした。  完成したニャニャフィを見て、鈴ちゃんは一瞬首を傾げましたが、涙を流して喜びました。 「もうぜったいひとりぼっちにしないよ」
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