猫紳士と猫のしっぽ

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あれから数日後、私は本当にカフェで知り合ったおじさんの所で働いていた。 正確には、おじさんの歳をとった母親の所で身の回りの世話や家事をしている。 おじさんのお母さんはとても穏やかな人で、とても良くしてもらっている。 最近は、昔ながらの料理や掃除のコツなんかを教えてもらっていて、本当の娘が出来たみたいだと喜んでくれていた。 そして、お休みがもらえたりすると、私はあの場所へ訪れるのだ。 まったく、庭は荒れてきているし、ちょっと目を離すと部屋は散らかり放題なんだから。 私は、教えてもらったばかりのニシンのパイを手土産に、あのけたたましい呼び鈴を鳴らした。 end
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