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「おぉー、すみ江さん。
少し老けたが、やっぱり綺麗じゃのぉ」
「あなた……」
久し振りに認識して貰えた嬉しさに涙が溢れてくる。
「儂にはやっぱり、すみ江さんしかおらんのぉ。
すみ江さん、儂と結婚してくれんか?」
思い掛けない二度目のプロポーズ。
「ずっと、儂の側にいてくれんか?」
溢れた涙が皺くちゃの顔に零れ落ち、
「えぇ、えぇ、ずっと……
ずっと一緒にいますよ」
年甲斐もなくワンワン泣いた。
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