チャンスの神様

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そんな大学生活も終わりは来る。 院に進むか就職かを迷っていたタイミングで慕っていた教授が病に倒れ引退を余儀なくされた。 それならば、もう未練はない。 俺は就職を選び、 くしくもその数年後に就職難が世間を襲った。 そうなってみると、俺にとっての教授は「生きたチャンスの神様」だったのかもしれない。 卒業後も書簡のやりとりはあり、お互いの近況も知れれば満足だった。 、
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