チャンスの神様
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次男の耳元には耳神様がとても怒っているようだった。 夕食後、彼だけを書斎に来るように強く言い、それ以上の事は何も言わずに席を立った。 風呂上りに書斎にやってきた次男は表面上は普通だったけれど、 眼鏡越しにもやっぱりどこかいつもと違って不安そうにみえた。 (…あぁ、耳神様がいまも激しくこの子を責めているんだろうな。) とおもった。 、
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