第2楽章Xmas fairy

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(遠野夢、次に例の作戦実行よ...) (うん) (合図と同時に全部の紐を引きなさい) そしてその時がくる 向かい合わせのタイミングで愛華ちゃんが目で合図をする 幸いみんなは気づいてない そしてさらに言えば油断している 「私に辱めを受けさせた先例よっ!!」 愛華ちゃん...私用じゃん... ってか根に持つタイプ...だよね って私も準備しなきゃ 「メリー!!」 「「クリスマーーーーース!!!!」」(ぱぱぱーーーん) 一斉に私と愛華ちゃんのクラッカーが鳴る そして油断しきった皆がその音に一斉に驚いたのは言うまでもない そして苦笑いしながら私が愛華ちゃんを見る黒笑いしていた気がした ちょっと気のせいであってほしい そしていまだに皆がパニクっている 皆が落ち着く頃には時間も良い頃合になっていたし皆になにかあったらいけないので 私はお父さんとお母さんに許可を取って皆でお泊り会をすることになった 「そろそろお開きにしようよ!時間も遅いし泊まっていって」 お泊り会って言うよりはまるで合宿にもみえる 私は皆がそれぞれわいわいやってる最中私と愛華ちゃんは2人で話していた 「私、お泊りなんて初めてよ」 愛華ちゃんは少し浮かれた感じでそう言った 「私は小さい頃から真昼ちゃんと雅ちゃんとお姉ちゃんがお泊りに来てくれてたから珍しくないけどね!」 愛華ちゃんが少しうらやましそうにしたあと 「貴方達は仲が良いのね本当に」 「小さい頃からずっと一緒なんだよ、親が仲良かったから」 「そっか....私は仲が良い子と言える子がなかなかいなかったから」 「愛華ちゃん」 「ん?なに?」 「愛華ちゃんが良かったらなんだけど....たまに家にお泊りに来ない?」 「え?いいの?」 愛華ちゃんがぱっと笑顔になる 「私も親も誰かが遊びに来てくれることがうれしいんだよ」 私も微笑み返す 「な、ならその時は遠慮なく言うわね」 「うん!」 「何の話してるの?」 「愛華ちゃんと夢ちゃんが仲良くしてるからうらやましくてきちゃったよお」 真昼ちゃんと雅ちゃんがうらやましそうにこっちにくる 高校生に上がるまでお姉ちゃんと雅ちゃんと真昼ちゃんしか来なかった家も気づけばこんなに賑やかになっていた 多分これからもこんなわいわいできる日がずっとくるのかな? いや、来てほしいです
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