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「おい、そこの。」
「明日は13:00からイベントで・・・来週はグッズの販売会・・・艦これでサンマ漁もしなきゃ・・・」
「おい!」
「んっ?!俺?」
肩を掴まれ乱暴に振り返されると、そこには黒いローブに身を包み自身のよりもはるかに大きい大鎌も持った女の子がいた。
まるで・・・死神・・・。
「・・・っは?!もしかして約束してたレイヤーさんの☆Reaper☆さんですか?」
「何を言っているんだ、貴様は・・・。」
「いやー、夏アニメの『死神でも恋がしたい Death』のヘルちゃんのコスプレしてもらえるなんて!早速スタジオで撮影しましょう!」
「ちょっと待て。貴様はなにもわかっちゃいないな。」
「おぉ!キャラ作りまで完璧じゃないですか!」
「はあぁ・・・ちょっと来い・・・。」
「えっ?スタジオはそっちじゃなくて逆ですよ?」
「スタジオなんぞ、知ったことか。貴様が見なければならないものがある。」
俺はスタジオとは真逆の、今まで歩いてきた道を引っ張られていった。
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