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「…」
触手がなくなると吐き気も消えた
なるほど、冒涜的なものを見たからか
これは本物かもしれない
「うーん…?」
ツァトガは小首を傾げながら唸っている
また筒の先端から数本の触手が見えたため、急いで目を反らした
「どうした?」
「こうすればいいってきいたのに…」
「またナイアルラトホテップか?」
「ううん、クトゥグアから…」
揃いも揃って何を教えているんだ
実はお前等仲いいだろ
「もう一つあるよ…」
「いや、もう十分だ」
もう一つはおそらくナイアルラトホテップが考案したやつだろう
さっきのを見ただけでグロッキー状態になるんだ
それ以上のものなんて見たくない
「しんじてくれた…?」
「…そうだな」
「そう…」
「旧支配者だということはわかった。これからどうするつもりだ?」
「どうしよう…?」
その目は“どうしよう”ではなく、“この家に置け”という目だ
てか目をこっち向けるな
合ったら意識を持って行かれそうになるんだよ
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