この関係を保つのか、それとも #2

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 この心地よさは、友達という揺るがない、ぶれない関係の成せるもの。 美羽の中で大河は幼い頃からずっと一緒だった、大事な幼馴染に戻っていた。 「大河君は今夜、どこ連れていってくれるのでしょうー」 「着いてからのお楽しです」 「えー、どこだろう」  美羽が楽しそうに言った時、車が赤信号で止まった。 大河は美羽に気遣う表情を向け、言った。 「ちょっと遠くまで行くけど大丈夫か?」 「大丈夫だけど、遠いの?」  首を傾げた美羽に大河は、ああ、少し、と答えた。 「美羽を連れて行きたいとこを思いついたんだ」  
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