約束のラフマニノフは、別れの序曲

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「僕ができることはないか?」 「じゃあ、そこのPC周辺のものをその段ボールに入れてくれ」  和也の申し出に、忍は手を休めずにパソコンのデスクを指さして言った。 和也は言われた通り、デスク周りをまとめ始めた。  忍、すまない、と心中で呟きながら。 *
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