第6章 ~石造りの街制圧後3日目~

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ハルバランサー (生物兵器) 「では…俺は警備に行きます」 ハルバはボクらに頭を下げると 鉄槍を肩に担いでいったん城から外に出る 手下 「じ、自分も見回り行ってきます!」 手下は石造りの階段を上がっていった ボク 帝王ベノワ=サクロヴィーシェ (生物兵器Ⅰ-A) 「なあ、ハニーちょっといいかい…?」 隣にいたカッサンドラはボクを見上げる 生物兵器 女帝カッサンドラ・アッリーレ 「なぁに?…ダーリン…♪」 ボクは彼女に向き直る ボク 帝王ベノワ=サクロヴィーシェ (生物兵器Ⅰ-A) 「…ふむ、いったん最上階の ボクらの部屋に行こう…さあ、おいで…」 ボクは彼女に手を差し伸べる 彼女は微笑むと頷いてボクの手をとる ボクらも石造りの階段をのぼると いったん部屋に戻った… 「ここから先は通さない…!」 城の外からハルバの声が聞こえる ボクらは最上階…4階の部屋の 硝子をいれてない窓枠から外を覗いた 反逆者Ⅰ 「その服…髪の毛やまつげ眉毛とか 肌は変色してるが…お前、ハルバランサーだよな…? な、なんだよ…その背中の触手! 俺っち達、仲間だっただろ…?!」 どうやら古い反逆者の… 人間だった時の仲間のようだ
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