第5章 ~侵略される石造りの中心都市~

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絡まっていたエクリプスナーガ達が 彼女を一斉に解放する 石造りの床に力なく倒れた 彼女は息を切らしていた… ボクは下着とズボンをはき ボタンをかけなおしてその様子を見つめた… 彼女は呼吸を整えると下着とズボンを はき直しふらりと立ち上がる ボク 帝王ベノワ=サクロヴィーシェ (生物兵器Ⅰ-A) 「君は今日からボクの王妃…女帝カッサンドラだ」 ボクは1歩彼女から下がる… カッサンドラ・アッリーレ 「っ!ワタクシの肌が…髪の毛が…変色してますわ! せ、背中が…頭が…おしりがむず痒い…」 彼女は城内のこの部屋 黒い炎がともる二つの石造りの燭台の 真ん中にある硝子がはまってない 窓枠までふらふらと後ずさる カッサンドラ・アッリーレ 「…!?」 彼女の背中からエクリプスナーガが 6匹飛び出してきた… 赤紫の可愛らしいエクリプスナーガだ キッシャアアッ! ボクのエクリプスナーガ達が 喜びの奇声をあげる 彼女は自分の体を見回す カッサンドラ・アッリーレ (生物兵器) 「う、うそ…こ、これが… ワタクシなの…!?」 カッサンドラはひどく戸惑っていた 仲間を増やせるとは…こういうことだったんだなimage=503455490.jpg
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