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絡まっていたエクリプスナーガ達が
彼女を一斉に解放する
石造りの床に力なく倒れた
彼女は息を切らしていた…
ボクは下着とズボンをはき
ボタンをかけなおしてその様子を見つめた…
彼女は呼吸を整えると下着とズボンを
はき直しふらりと立ち上がる
ボク
帝王ベノワ=サクロヴィーシェ
(生物兵器Ⅰ-A)
「君は今日からボクの王妃…女帝カッサンドラだ」
ボクは1歩彼女から下がる…
カッサンドラ・アッリーレ
「っ!ワタクシの肌が…髪の毛が…変色してますわ!
せ、背中が…頭が…おしりがむず痒い…」
彼女は城内のこの部屋
黒い炎がともる二つの石造りの燭台の
真ん中にある硝子がはまってない
窓枠までふらふらと後ずさる
カッサンドラ・アッリーレ
「…!?」
彼女の背中からエクリプスナーガが
6匹飛び出してきた…
赤紫の可愛らしいエクリプスナーガだ
キッシャアアッ!
ボクのエクリプスナーガ達が
喜びの奇声をあげる
彼女は自分の体を見回す
カッサンドラ・アッリーレ
(生物兵器)
「う、うそ…こ、これが…
ワタクシなの…!?」
カッサンドラはひどく戸惑っていた
仲間を増やせるとは…こういうことだったんだな
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