第5章 ~侵略される石造りの中心都市~

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カッサンドラはボクの後に続く ボク 帝王ベノワ=サクロヴィーシェ (生物兵器Ⅰ-A) 「ほら…あそこだ…行くよ…!」 ボクは屋上の縁に立つと跳躍して 先ほどの洋服点に向かう 隣にカッサンドラが並んで飛ぶ 生物兵器 女帝カッサンドラ・アッリーレ 「空を飛ぶのって 気持ちいいですわね、ダーリン♪」 ボクは隣のカッサンドラに笑みを 浮かべてよそ見していた… バキィィンッバコォォン! ボク 帝王ベノワ=サクロヴィーシェ (生物兵器Ⅰ-A) 「ぐはぁぁ…ッ!!」 そのせいで洋服店内の倒れた 棚に不時着して墜落する 生物兵器 女帝カッサンドラ・アッリーレ 「ベノワ!?」 ボクは咳き込みながら棚の破片を 払いのけてふらりと立ち上がる… ボク 帝王ベノワ=サクロヴィーシェ (生物兵器Ⅰ-A) 「ゴホッゴホッ…だ、大丈夫だよ…カッサンドラ わき見飛行はよくないな…ウェッホンッ!」 嗚呼…星が見える… ボクは自分の頭を片手で 押さえ激しく左右に振る よし…星が消えた! ボク 帝王ベノワ=サクロヴィーシェ (生物兵器Ⅰ-A) 「ッハァ…と、とにかく… 好きな洋服を選ぶといいよ」 ボクはカッサンドラに視線を向けて微笑した
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