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生物兵器
女帝カッサンドラ・アッリーレ
「あんッ…もう…ワタクシの弱い
ところばっかり…
貴方の触手ちゃんもなかなかの
悪戯好きさんね…?」
ボクはふっと笑った
ボク
帝王ベノワ=サクロヴィーシェ
(生物兵器Ⅰ-A)
「それは君が言えること
ではない気がするが…?」
ボクらはしばらくそのまま
見つめあい…
明け方が近い夜空の月で
ムードが盛り上がり
ボクらの顔は近づいていく…
そして鼻と鼻がふれあいそうな距離になる…
バンッ
…!?な、なんだ!
青い石造りの扉が勢いよく開かれた
手下
「はぁはぁ…帝王ベノワ様!
女帝カッサンドラ様!……あ……//」
体がかなり密着してる
ボクらの様子を見て
目を見開く手下
ボク
帝王ベノワ=サクロヴィーシェ
(生物兵器Ⅰ-A)
「ノックぐらいしろ…
で、なにか報告があるんだろ?」
ボクは彼女を腕から
解放すると手下に向き直る
手下
「は、はい!反逆者です!」
手下は左手に拳をつくり
右手で石造り青い扉が閉まらないよう押さえる
ボク
帝王ベノワ=サクロヴィーシェ
(生物兵器Ⅰ-A)
「くっ…我が王妃との甘いひとときを
邪魔する不届き者め…潰す!
どこにいるんだ、そいつは…!」
ボクは手下に視線を向けた
手下
「はい!1階の噴水がある中庭に…!」
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