第6章 ~石造りの街制圧後3日目~

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ボクはこの男に興味が湧いた… …ボクがこの手で直々に感染させてやろう シャラアアアッ! ん…?奴の動きを封じてくれれば 背中に噛みついてやるって…? よし、分かった…やってみよう ボクは床に片手を置いた 着地体勢のままだったが 跳躍してその男の鉄槍を掴みにかかった 「…!?」 鉄槍の刃の部分をがっつり掴んだ…! 刃部分でボクの手のひらから青紫の血が滴る すかさず背中のエクリプスナーガ達が 鉄槍の柄に絡まり2匹目が反逆者の腕に絡まる 「…キッ!離せッ!」 反逆者は当然、暴れ 3匹目のエクリプスナーガが鉄槍を握ってる 反逆者の腕をキツく締め上げる 「ぅあッ…」 痛みに耐えかねた男の手から鉄槍が離れ 絡まっていた1匹目が柄から離れ… ボクはその鉄槍を床に投げ捨てる 1匹目のエクリプスナーガは2匹目のエクリプスナーガと 協力し素早く反逆者の両手を縛り上げ吊り上げる こいつ、身長がそれなりに高いし重いな… ボクが190㎝…カッサンドラは170㎝… この男は…180㎝ぐらいか…? 「俺になにする気だ…!離せッ!!」 ボク 帝王ベノワ=サクロヴィーシェ (生物兵器Ⅰ-A) 「暴れるんじゃないッ!!」 4匹目、5匹目のエクリプスナーガ達が 反逆者の両足に絡み付く
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