第6章 ~石造りの街制圧後3日目~

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男は相変わらずありあまる力で暴れた… エクリプスナーガ達が男の両腕まで絡まり 強く締め上げ… 反逆者の両足に絡まってるエクリプスナーガ達も 強く締め上げる ボクは男を弱らせるため その胸部や腹筋、脇腹を連続で殴る 「ぐふッ…かはッ…」 男は吐血した…このままだと死ぬかもな… エクリプスナーガ達…やれ! キャラアアアアッ! 6匹目、7匹目、8匹目、9匹目が 男の背中に回りこみ…一斉に男の肩甲骨2ヵ所 とその下の2ヶ所にかじりつく 軽装備はそれなりにかたい… エクリプスナーガ達がガジガシする 「…ッ…ヌメヌメしてて気持ち悪い…ッ ああ…や、やめろ…ッッ」 反逆者は軽く振り向きながらその背中に かじりつくエクリプスナーガ達を見ていた… 人体実験でエクリプスハンドウィルスを 注入される前のボクに似ているな… この男から恐怖の感情を感じる ボク 帝王ベノワ=サクロヴィーシェ (生物兵器Ⅰ-A) 「安心しろ…感染して 発症、覚醒してからはずっと気持ちいいからな… クククッ…苦しいのは一瞬だけだよ」 「か、感染…?ぬぐぁああッ!」 どうやらエクリプスナーガ達が その装備を食い破ったようだ 牙がこいつの背中を貫いてるのを感じる
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