第6章 ~石造りの街制圧後3日目~

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「な、何か…背中から流れこんで…ッ!?」 エクリプスナーガが反逆者の男を一斉に解放し 男は仰向けで倒れている… 荒い呼吸をしてる、いいぞ…苦しめ! 「ダーリン?何事なの…すごい ゾクゾクする、男の悲鳴が聞こえたんだけど? あははん、興奮しちゃったぁ♪」 お…我が愛しの王妃が降りてきたようだ… ボクの腕に抱きついてきた 「ハッハッ…」 荒い呼吸の男に気づいたカッサンドラは その反逆者の顔を覗き込む さっき鉄槍を掴んだ時に傷ついた 手のひらはもう治癒している… 生物兵器 女帝カッサンドラ・アッリーレ 「あら…ダーリンほど じゃないけど…なかなかいい男ね!」 カッサンドラは反逆者を見下ろしながら笑っている 「ハッアッ…!?」 反逆者の男は突然立ち上がる ボク 帝王ベノワ=サクロヴィーシェ (生物兵器Ⅰ-A) 「カッサンドラ…ハニー ボクのそばにおいで… 反逆者の変異が始まるよ どうなるか見ものだね…」 カッサンドラはボクの胸に飛び込んできた 「ああっ…駄目だ…俺の肌が、髪の色素が… ベノワ!あんた、俺に何をした…! がッ…!?」 男の背中から新しい エクリプスナーガ達が飛び出してきた 計4匹…仲間が増えるのは素晴らしいな!
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