第6章 ~石造りの街制圧後3日目~

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さあ、どうする…ハルバ… ハルバランサー (生物兵器) 「そんな時もあったな…だが、それも 昔の事あんたの名前も忘れた ベノワ様…カッサンドラ様には会わせない…」 ハルバは反逆者Ⅰに向け、鉄槍の刃先を向けている 反逆者Ⅱ 「んだよ、ハルバ…帝王ベノワの首を とってくると息込んでたのに 変わり果てた姿になりやがって…! ミイラ取りがミイラになるってのは この事を言うんだな」 ん…もう一人いたか…ボクとカッサンドラは 窓枠から外を覗きこんだまま立ち聞きをする ハルバランサー (生物兵器) 「なんだ…あんたもいたのか… 名前、なんだっけ…?」 ハルバは鉄槍を構えたまま 2人を見据える 反逆者Ⅱ 「てんめぇ!ふざけやがって!」 ん…?城の影にボクらの手下がいるな ったく…使えない奴だ 加勢してやっても… キィンッキャアンッ! 金属がぶつかり合うような音が響き ボクは城の影からハルバ達に視線を向ける 仕掛けたのはハルバからだな… 鉄槍の矛先と柄先を器用に使って 2人に攻撃をしかけていた 反逆者Ⅱと反逆者Ⅰは手にもった ダガーで応戦するが鉄槍に敵うわけもなく 2人のダガーは弾き飛ばされた
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