第6章 ~石造りの街制圧後3日目~

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そして先ほど転がって行った 反逆者Ⅰの所まで来る 反逆者Ⅰはまだ生きていた… 反逆者Ⅰ 「ぜぇぜぇ…や、やめてくれ、ハルバ…」 反逆者Ⅰは倒れたまま片手で待ったをする ハルバランサー (生物兵器)  「まだ、生きてたのか… なあ…俺達は友達だったんだろ?」 ハルバは担いでいた鉄槍を持ち直す 反逆者Ⅰ 「あ、ああ!そうさ…!」 こちらからはハルバの顔が見えないな 片手で足を掴んでる死体の顔は見えるが… ハルバランサー (生物兵器) 「なら…俺のために… …… …… …死んでくれ」 反逆者Ⅰ 「ぎゃーっ!」 ザシュッコロンッ… ふむ…持ち直した鉄槍を 反逆者Ⅰの首に突き立てたな… 首が切断されたようだ ハルバランサー (生物兵器) 「これ以上…仕事を増やさないでくれよ…」 ぽつりとしたハルバの声… ハルバは2匹目のエクリプスナーガを使って 反逆者Ⅰの体から離れた頭を掴むと 再び槍を肩に担ぐ… そして3匹目のエクリプスナーガで 反逆者Ⅰの足を掴み 辺りの崩壊した建物の壁の後ろに引きずっていく バリバリッグチャッネチョッ… 壁の後ろで″食事″を始めたようだ 骨を砕く音や、引きちぎるような 音にくわえ咀嚼音が聞こえる
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