忘れ物から発展する奇跡

2/5
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
「お疲れ様♪」 部活を終えた木嶋 早苗(キシマ サナ)は、後片付けをして帰宅準備をしていた。 「早苗、この後新しく出来た雑貨屋に行かない?」 「行きたい!行こう♪」 早苗は着替えて鞄からロッカーの鍵を出そうとした時だった。 「あっ!教室にCDをわすれちゃった!」 「CDってなんのCD?」 「桃華が貸してくれたCD!」 「桃華って早苗の教室に居る地味な子?」 「地味とか言うな!まぁー私も最初はそう思ったんだけど、それがさ!あの子なかなかセンスが良くってさ♪」 「そうなの?どんな曲聴いてるの?」 「takeだよ♪凄くない!?全然、そんな子に見えないでしょ?」 「確かに…」 「しかもtakeのCDを全部持ってるの♪」 「マジで!!それは凄い!今度私も借りようかな?」 「そうしなよ♪」 「でも、ちょっと苦手なんだよね。」 「私も最初はそうだったけど大丈夫だよ。」 早苗は桃華とtakeの話しを友達にしながら更衣室の時計を見て。 「あっ!長話している場合じゃなかった。早く教室に行かないと…。」 「本当だ。じゃー私は先に雑貨屋に行ってるね♪」 「うん。私も直ぐに追いかけるから!!」 早苗は友達と別れて教室に行った。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!