忘れ物から発展する奇跡

4/5
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
「もし他の奴らから疑われたらどうするんだよ?」 「疑われる?私が?無理よ だって私田川くんの事 今知ったから…」 「えっ?でも何度か廊下ですれ違ってたよな?俺 コノ教室にも何度か来たよ?」 「へぇーそうなんだ。」 「えっ、俺って存在感無さすぎ?」 「私が知らないだけかも…。兎に角、最初は疑問に思ったけどCDさへ回収出来たら それで良いの。後は私には関係ない。」 早苗は再び教室から出ようっと脚を動かすが博樹は早苗の腕を掴んで壁ドンをした。 「なっ、何?」 「関係ない事無い!」 「えっ?」 「俺は1年の頃からずっと木嶋さんの事を想ってきた。でも想うだけじゃ木嶋さんに気づいてもらえないし、もう直ぐで卒業だから その前にと思った。」 博樹の話しによると。 博樹は1年の時に早苗と出会っていた。その頃から博樹の中で小さな花が咲いた。早苗と仲良くしたかったが早苗は全然気づいてくれなかった。無駄に時間が過ぎていった。 3年になった博樹は決心をした。 今年こそは自分の気持ちを伝えようっと思った。でも切っ掛けがなかった。 そんな時に妹が読んでる少女漫画を開いた。その時に思いついたのが忘れ物作戦だった。 わざと気になる子の机に自分の物を置いておく。忘れ物を取りに来たと言う切っ掛けで相手と話す。 そんな作戦を思いついた博樹は思い切って実行したと言うわけだ。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!