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おやすみのときの語らいは
疲れを癒やす魔法の呪文
あなたがそっと差し出す腕は
私が安心できる場所
その温もりに包まれて
心がホッコリ溶けていく
夢の中でも夢を見て
忘れてた過去を思い出す
目覚めた瞬間また夢で
抜けられないの無限のループ
擦れる声で必死に叫び
寝言の声に寝起きする
呆けた瞬間今に在り
温もり感じた左の手
言葉は無いけど声がする
音は無いけど音色がするの
握ってくれた優しい手
あなたの愛に包まれる
泣いた思い出記憶の彼方
凍てつく傷は緩解し
蒔かれた種が萌芽する
歩き始めた幼子の
足取りに似て不安定
それでもどうにか歩いてく
握られた手から聞こえるの
あなたの優しく呼ぶ声が
†161216
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