その時、嵐の後の海は…

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「じゃ、救助は無理だぜ……」 「どこかの貨物船とか、通らないかな……」   しかし、そこは大海原の真ん中で、周りには1隻の船影もなかった。    3人の口数も、少なくなっていった。   やがてガモーは時々、自分の足に当たっていたロントの足を思い切り蹴った。   「おいガモー、何するんだよ……」 おびえながらロントは、板の端を必死で掴みつづけている。   それを見たジミーは、 「おいガモー、変なマネすると、3人とも沈んでしまうぞ!」  
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