その時、嵐の後の海は…

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1人になったカガモーは、板をしっかり掴みなおし、   「やったね。これでオレは確実に助かるな」   その時、彼のすぐ後ろの波が変化して急にうねり出し、大きな波の顔になっていった。 そして、その波の顔は、ガモーの体を持ち上げると、その板に載せた。   「わーお、こいつはイイ波だ。オレはついてるぞー!」   さらに、その波の顔は、ガモーが載った板自体を持ち上げると、スピードを上げだした。 その先をガモーは見て、 「おっ、あんなところに島がー!」   2キロほどのところに小さな島が見えていた。   「ほー、あの島まで運んでくれるのかい」   ガモーは、まるでプレイボーイのサーファー気分でいた。  
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