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「フォックスを馬鹿にしたお前はぜってぇー許さねぇ!その眼鏡外せよぶっ飛ばしてやる」
「外すわけねぇだろ、てめぇにはわかんねぇのかよ……眼鏡無かったら全然見えねえ大変さがよ!」
縁なし眼鏡の男子のほうが、少し悲しげな表情で訴える。
「知ってるに決まってんだろう!俺だって眼鏡かけてんだからよ」
フォックス君もそれに同意する。
少しの間の後、フチなし眼鏡の男子のほうが、少しニヤッとし満足そうに口を開く。
「やっぱ、眼鏡って大切だよな」
「今さらそんな当たり前なこと言うんじゃねえよ」
フォックス君もニヤッと笑い、いきなり仲直りし始めた二人だった。
全くこの流れについていけず、唖然としていると違うところから「なんだよ、つまんねえなもっとやれよ」と声が聞こえた。
さっきまで笑っていたフォックス君がまたキレてしまい、声を荒げる。
「あぁ?見せもんじゃねんだよ、このクソ眼鏡」
ここで、ヤジを飛ばした男子もキレてしまう。
「誰の眼鏡がクソだと、この眼鏡野郎が」
「誰も眼鏡がクソとは言ってねえだろうが、この馬鹿眼鏡」
「てめぇ人の眼鏡をクソてか馬鹿と言うんじゃねえよ」
「お前、マジで馬鹿だな!?」
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