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2-Bの教室に着き椅子に座る。
しばらくしてチャイムが鳴り先生がやってきた。
『おはよう。先日から言っていた通りテストを行う。
テスト用紙を後ろに配りなさい。』
テスト用紙が全員に配られた。
『今から制限時間は40分だ。では開始!』
白夜光はテストを見た。
特に難しい問題はないようだ。
すらすら問題を解いていく。
しかし何か思考が鈍っていく感じがする。
何だろうと意識を鈍くしている方へ向けてみる。
すると心のその方向から声が聞こえてきた。
『白夜光!いつもいい点数を取りやがって!落ちろ!落ちろ!』
『これは何となくいつも俺に成績で負けている韮崎のようだ。
韮崎は俺の席の右後ろ2つの席だ。たぶんそうだろう。』
白夜光は韮崎の念を感じながら思い切り答えを書き切った。
テストが終わって韮崎を見てみた。しかし特に何事もない感じだった。
昼休みになった。
母親の作ってくれた弁当を食べ
椅子に寄りかかり目を瞑っている。
すると何かイメージが飛び込んできた。
荒地のイメージ。高い岩などが一面に乱立している。
自分は宙に浮いている。自分は筋肉質の男の姿になっていた。
人間がこちらに飛び込んできて殴りかかってきた。
それを紙一重で躱す。振り向くとさらに殴りかかってくる。
その人間を殴り飛ばす。相手は殴られ吹き飛ぶ。
追い打ちを掛けようとさらに近づく。
拳を連打し相手に畳みかける。
相手は食らいまくりボコボコになる。
最後に相手を岩肌に向け殴りつける。
岩肌に突っ込み爆発する。
するとイメージが消えた。
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