あとがき

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初めましてのみなさま、初めまして。 お久しぶりのみなさま、お久しぶりです。 主催の清瀬さま、この度は、女詩会にお誘いいただきありがとうございます。 私はここ、エブリスタではずっと、詩を中心に活動させて頂いております。 私自身の体調の問題など、諸事情あって活動を一時休止し、復活まで現在まだ調整中の身ですが、参加できたことがとても嬉しいです。 この素敵な企画を開催して下さった清瀬さんには、感謝の言葉しかありません。 さて、今回の詩について、ですが、テーマは「声」ということで、シンプルに「心の声」ということを考えて作りました。 冬の星座といえば、オリオンが代表格ですが、そのすぐ隣に目を移すと、双子座の星がまたたいています。 一等星は、「カストル」と「ポルックス」の兄弟星。 双子座は天道十二星座で太陽の通り道にあり、この詩集を読んで下さっている方の中には、生まれ月で決まる星座占いが、双子座の方もいらっしゃるかもしれません。 双子座の神話では、カストルとポルックスは兄弟で、カストルは命ある人間であり、ポルックスは不死身です。 カストルが死んだとき、ポルックスは「カストルが生き返らないのなら、不死身の体など要らないから、自分も一緒に天にあげて欲しい」と、父ゼウスに頼んで、二人で星になったということです。 今回の詩は、そんな二人の姿に自分の姿を重ねた、地上の人間のつもりです。 大人になるほど、自分の言動は自分だけのものではなくなっていくような気がしています。 本当の声を心に秘め、自分の無力に絶望し、星に祈り、わずかな希望を頼りに生きる。 もし、私と同じようにそんな日々を過ごしている方がいるとしたら、こうお伝えしたいです。 「夜明けは、いつか必ずやってくる」と。 夜明けを信じて、私もがんばります。 もうすぐ、新しい年がやってきますね。 みなさまが、新たな夜明けとともに笑顔でお過ごしになられることを、心より祈っております。 詠波
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