第1章

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中学生の時、「白い羽球を追いかけて」 中学生になると、となりの町内会長さん が、近くの公園に、野外のバドミントン コートを作ってくれたので、S君は家族や町内の友達とビニール球を木製のラケットで打ち合って遊んでいた。 その頃は、金属製のラケットなんてなかった。どういう理由かしらないが、羽球を打ち合うのが、とても好きだったし、仲間の中では一番長くラリーを続ける ことができた。 したがって、中学のバドミントン部に入部したのは自然な流れであったし、その時のキャプテンが実兄の友達だった。 一年の男子新入部員は、30人くらいいたが、夏休みに入ったときには、ほとんど羽球を打つことはなく、階段を走り登るトレーニングと素振りだけだったので、7人くらいになっていた。みんな途中で、やめてしまった。厳しいトレーニングだったのである。 image=508252567.jpg
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