第1章

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国際親善試合の前座に出場し、結果は? 国際親善試合は、当時の全英選手権やデンマーク選手権を何回も優勝していた、エルランド・コプス選手と、全日本総合選手権5連覇していた、小島一平選手が戦うのがメインであった。 そんな大それた試合の前座として、中学生の部に 男子ダブルスの試合があり、S君は仲間のK君と即席ペアを組み、相手は長崎市の中総体ダブルスの優勝ペアと試合をしたが、お互い3年生で現役は引退し受験勉強で忙しいし、もちろん練習に参加してなかったので、ドダバタした試合展開で21点1セットマッチで、相手が調子ずく前に点数をかさね、あっさりと盛り上がることなく終了した。 そのあと、高校女子ダブルスの試合が、3セットマッチであり、この試合は、3セットまでもつれて盛り上がった。いよいよ、親善試合の始まり、栂野尾選手(後に全日本の監督になった)と九州では一番強かった、熊本の工藤先生(陣内選手を指導した先生)が、試合をして確か栂野尾選手が勝ったと思います。さて、ようやく、エルランド・コプス選手と小島一平選手の試合が始まり、その羽球のスピードとフットワークの速さ正確さは、抜群であり、国際体育館のコートを取りまく空気が一変した。特に、エルランド・コプス選手は、バックハンドの名手であり、バックからスマッシュをはじめあらゆるショットをくり出し、そのころアスリートという言葉はなかったが、真にスゴイというより、素晴らしいプレイであったし、そばで見ていた私は、本当に感動したのを覚えています。ただ、試合は、小柄の小島一平選手が必死でコートを走りまわり、エアピンショットを決めたりして、つないで、3セットまでもつれたが、勝ったのであります。 しかし、エルランド・コプス選手は、プレイに華やかさがあり、その後、九州のいや日本のバドミントン選手は、彼のバックハンドショットを真似しましたし、S君も、彼のバックハンドスマッシュを打てたらいいなと、練習する時はいつも思っていました。 image=508256305.jpg
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