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家の最寄り駅まで2駅である。
窓の外の風景をしばらくぼんやりと見ていたら、車掌のアナウンスが降りる駅を告げるのを聞いた。
立ち上がって、近くの開いたドアからホームへ降りた。
駅を出て空を見上げると、太陽が沈みかかっており、夕焼けに染まっていた。
いつも通る道を歩いて家へ帰った。
青山は実家暮らしで父、母、弟2人の計5人で住んでいた。
家は三階建てのアパート「グリーンハイツ」の106号室である。グリーンと名前にあるが色はベージュ色だった。
ドアノブを回したが鍵がかかっていた。どうやら、誰も帰っていないらしい。
鍵を取りだし、扉を開けて中に入った。
リュックを床におき、冷蔵庫からお茶の入ったビンを取りだしコップについだ。
お茶を飲んで一息着いた後、バイトに行く時間まで携帯をいじっていた。
一度家に帰ると外に出るのが面倒くさくなった。
とは言ってもバイトをサボるわけには行かず、重い腰を上げた。
青山は少し準備した後、鍵をかけて家を出た。
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