本編・続編のあとがき

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そうして書き始めた、彼らのその後編となる今作。 ですが当初は、長い、長い田村の片想いが、 婚約というゴールを得るところで終わる予定でした。 ところが、そのシーンが書き上がる寸前、 私の中で、美沙が最後に落ちる「落とし穴」が浮かんでしまい、 それをどうしても書きたくて仕方なくなってしまいました。 ということで、本来は今月初旬に本編の再掲載と 今作の新規掲載をする予定が、大幅に遅くなってしまいました(汗)。 お陰で、私のプライベートな予定も大幅に狂ったものの、 なんとか納得のいく作品に仕上げることができました。 何十年もの時をかけて、一生懸命、美沙に恋し続ける田村と その想いにようやく自分の心を重ねて、でも不器用に恋する美沙。 彼らの恋の結末を、一緒に最後までお楽しみ頂けましたら嬉しい限りです。 2016年暮れの日に - 倉松 辰里
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