第1章

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突然頭上に太陽が出現して、死んだ。 侵攻して来た敵に石を投げたら撃たれて、死んだ。 侵略者に抵抗したらパルチザンとして縛り首にされ、死んだ。 「万歳」と叫び敵に突撃して、死んだ。 死んだ。 死んだ。 死んだ。 死んだ。 死んだ。 何十回、何百回、何千回、何万回、死んだ、死んだ、死んだ。 「疲れた……もうイヤだ…… もう止めてくれ――」 助けを求める俺の後ろから声がした。 「クスクスクス 止めてくれだって? 止める訳ないじゃないか。 これは地獄の責苦だよ。 お前のように自殺した者に対するな」 その声を聞き、俺は目を見開いた。
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