金魚の涙

7/29
前へ
/39ページ
次へ
このたった一言が 私の二年分の想いだった。 涙が…… 止まらなかった。 ガクちゃん…… 許してね。 二年分だもん…… 許してね…… 彼は私の心の声を聞いたかのように 私を強く抱きしめた。 私も彼の背中に腕を回し、彼を強く強く引き寄せた。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

632人が本棚に入れています
本棚に追加