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後日談というか今回のオチ③
(結局、山姥が何なのかはわからなかったな)
(てか、そもそも、山姥がいるかどうかって話をしようとしたはずなのに、いつの間にか山姥の正体みたいな話になっちまってたな。今気づいたぞ!?)
「………………はぁ」
(でも。あの時、確かに見たんだ。オレは覚えてるんだ。オレだけは覚えてるんだ。目の前で空間が割れて、そして『あいつ』が呑み込まれた)
(その後は誰に聞いても、『あいつ』のことを知らないってみんな言う)
(山姥みたいなのがいるなら、そういう、異次元の化け物とかもいるかなと思ったけど、結局わからずじまい)
「………………もしかして、『おまえ』は本当に最初からいなくて、オレが作り出した妄想の友達だったのかよ」
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