第4話・呪われた妹?!

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「あっ、そう。じゃ、先に入るよー」 と言った数十分後、俺が観ていたドラマが終ったぐらいの時間になって出てきた。 「お風呂終ったよー」 パジャマ姿の妹に(見慣れているので)ハァハァする程ではないが、ふとゆずに目をやると違和感を感じた。 あれ?ゆずは足にケガでもしているのか? 足にリストバンド(レッグバンドか?)のようなモノを付けている。余計な勘繰りをすれば、何かを隠すようにして…… その時はスルーしてしまって、後から思えば……だったので何も聞けなかった。そんな事よりもその後の印象が強く残っていたからだ。 「あー、やっぱりねー。そうなるよねー」 「ぉぃぉぃ、このドラマ観てないだろ」 「観てはなくとも聞いてたよ。洗い物をしながら」 「原作の小説でも読んだのか?」 「興味は無いから読んでないね。聞きながら『多分、こうなるよね』って予想してたけど、予想通りの終わり方と次回予告だね」とか言ってるし。 ドラマは推理小説とかじゃあないぞ。ゆずよ。
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