第4話・呪われた妹?!

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「お父さんが帰ってくるまでに読もうと思って」 と軽々しく言ってのけていたが、そう言う量ではない。どう見ても一冊や二冊ではなく、五冊はある。 頁(ページ)的にも200~300頁は余裕だ。 ハードカバーもあれば、文庫本もあり、名前を見れば分かるくらいの小説だと言える。漫画とかの類いではない。 「調べものか何かしてるのか?」 「違うよ。読みたくなったから借りてきた」 「父さんが帰ってくるまでって、読めないだろ」 「読める読める。昨日も8冊ぐらい読んだし」 「8頁の間違いじゃねぇの?(笑」 「あー、わたしの事バカにしてるでしょ?!」 「ぉぃぉぃ、誰かさん(風間とか)と違うんだからそんなに読まなくてもいいだろ」 「本当に読めるったら、読めるのっ!」 あのねぇ……俺でも父さんが帰ってくる8時まで一時間程度はあるとしても、10頁ぐらいがいいとこだよ? 「絵だけ(笑)か?」 「もーっ!(ノ-_-)ノ」
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